みなさんの実験机は片付いていますか?
大学と会社で、いろんな人の実験机を見てきましたが、いろんな人がいますね。
物が少なくてすっきりと片付いている人もいれば、サンプルやら試薬やら器具やらで机が埋まっていて、もはや机の面が見えない人まで様々です。
今回は実験机の綺麗さと実験ができるできないの関係性についてです。
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机が綺麗だと実験もデキる?
私の経験上、机が綺麗な人の方が実験ができる人が多いと感じています。ここでの実験ができるというのは、実験の効率という意味です。知識が多いとかそういうのはまた別だと思います。
なぜ机が整理されていると実験の効率が上がるかというと、確かなことは言えませんが、下記の要因があると思います。
★脳の容量の節約
人というのは、無意識のうちに様々な情報を処理しています。実験机の上が散らかっているということは、実験机の上に様々な情報があることと同じです。それらが無意識のうちに脳の容量を奪ってしまうことにより、本来使えるはずの脳の容量が使えない状態になってしまいます。これでは効率は上がりません。
★スペースの有効活用
机の上が片付いていることによって、そのスペースを余裕を持って活用することができます。例えば、カラムをやろうと思ったらある程度のスペースが必要になると思います。予めその分のスペースがあれば、何も考えずに準備をすることができますが、実験机が片付いていないと、一旦今あるものをどけなければなりません。またどけるにしてもどこへどければいいかとか考えている時間が無駄になります。
★ミスが減る
これは脳の容量の節約に近いことですが、机の上が汚いと、何かしらミスをします。例えばフラスコを倒してしまったり、間違った試薬を入れてしまったりです。
これは机の上が汚いことによる情報量の多さに脳がついていかないことによるものだと思います。人間の注意力というのは限界がありますからね。
綺麗な実験机を保つには
それでは綺麗な実験机を保つための秘訣はなんでしょうか。それはただ一つ
「終わったらすぐに片づけること」
これに尽きます。
一つの実験が終わったら、とりあえず全ての器具の片付けを済ませましょう。後になればなるほど片づけなくなります。経験者は語ります。
本当に綺麗に保つには、「捨てること」が一番なのですが、さすがに研究をしていると捨てられないものというのはけっこう出てきます。それらは仕方ないです。
ですが捨てられるものは必ず捨てて、器具は所定の場所にしまいましょう。一見遠回りかもしれませんが、確実に実験効率がアップします。